2013年8月31日土曜日

スズメのねぐらを記録しよう

  

















夏の終わりから秋口にかけて、スズメの若鳥を中心としたねぐら(塒)が各地にできます。住宅街の庭木や屋敷の防風林にということもありますが、最近は駅前のロータリーの並木や大型スーパーの駐車場、大きな団地の入口や小公園など、けっこう人通りの多いところで見かけます。その場合は、数はそう多くなく、数十羽~数百羽といったところではないでしょうか。
どんなところに、いつからいつまで、何羽くらいねぐらをとったか、ぜひ記録してご報告ください。
同じような場所に、ムクドリが大群でねぐらをとることがあり、こちらは鳴声による騒音と糞・抜け羽などで嫌われ、社会問題となることがあります。しかし、スズメの方は、鳴声の騒音度は1/10以下で、糞のサイズも小さく固いので、トラブルになることはほとんどないようです。
しかし、秋雨と嵐で一夜にして、多数が落鳥することもよくあります。もし、そんな現場を見かけたら、これもお知らせください。                                                                                        〔日本野鳥の会東京・研究部〕

2013年8月13日火曜日

『銀座のツバメ』の本が出版されました

  
日本野鳥の会東京元幹事の金子凱彦さんが、フィールドとしている東京・銀座での30年来の観察記録を一冊の本にまとめ、この7月に上梓され、本会に寄贈されました。〔写真〕
ツバメは当研究部でもいつも注目している鳥のひとつで、今年からはJR中央線・東京駅~高尾駅間の「駅ツバメ」を調べていますが、金子さんは勤務先だった銀座でのツバメの繁殖を40年間見続けられてきました。
“銀座とツバメ”といってピンとくる人は相当年配の人でしょう。中年以下の方と年配者ではタイトルの意味の取り方が違っているかもと思いながら、どんな展開になるのか楽しみに読み進んでいます。表紙や巻頭のツバメ撮影の第一人者・佐藤信敏氏のシャープなカラー写真も見ものです。                      
金子凱彦著 『銀座のツバメ』
        四六版188ページ・1500円(税別) 学芸みらい社刊

全国の書店やアマゾン他のネット書店で購入できます。

2013年8月5日月曜日

日本野鳥の会東京・研究部8月例会のご案内

  

 今月83日、練馬区西大泉に隣接した、埼玉県新座市片山2丁目でのこと。前原橋通りに面した農家のマツの木のまわりの半径10m程度の場所を、10羽以上のツバメが地上3~5mあたりの低空を行き来していました。食べ物を求めて飛び回っていると思われましたが、1323分から見始めたその飛行は1時間を過ぎても続き、折り返しのたびに「ツバメ返し」をしていました。その姿を広角レンズで撮り、拡大したのが上記の写真。1枚くらいバッチリしたものが撮れればと100回以上シャッターを押しましたが、期待していたものからは「イマイチ」。それにしても、1時間以上狭い範囲で飛行する光景を見るのは初めての体験。      (川内博)

 そんな話を含めて、今年の繁殖のようすを語り合う、日本野鳥の会東京・研究部8月例会を下記のように開催します。初めての方は、下記()にご連絡ください。          
【日 時】201389日(金)午後630分開場、7時~9
【会 場】日本野鳥の会東京・事務所
           〔新宿区新宿51816 新宿伊藤ビル3階〕
【内 容】JR中央線各駅停車・ツバメの繁殖調査、ツミ・チョウゲンボウ・アオバズクの繁殖調査状況、東京港中央防波堤での繁殖状況、その他今夏の繁殖状況報告、オオタカについての討論など。
参加申し込み・参加費不要。初めて参加の方は、当日の午後6時~7時の間で、会場の近くから電話をください。 場所を案内します。電話番号:0352735141