2013年6月9日日曜日

野学校開校のご案内・鳥の外部寄生虫の話

  
『ユリカモメ』201211月の巻頭言で、漫画家の岩本久則さんが紹介された「夜学校」の第6回が下記の予定で開講されます。他では聞けない興味のある世界です。
・日時:75日(金) 1800開場、1830授業開始~2100終了
・講師:鶴見みや古さん (公財 山階鳥類研究所自然誌研究室長)
・テーマ:鳥の体を利用して生きる虫たち外部寄生虫の世界
・お話の概要
私たちの身近で暮らす鳥の周辺で、目立たずしたたかにに生きている小さき者、それが寄生虫です。今回は寄生虫のなかでも鳥類に寄生するダニやハジラミなど外部寄生虫の種類や、鳥とのかかわりについての一端をご紹介します。また、外部寄生虫の中には、人獣共通感染症を媒介するものもあり、それらについてもお話しする予定です。
・参加費:1,000 円  ・事前の参加申し込みは不要です。
・場所:大崎第一地域センター・区民集会所第1 集会室(品川区西五反田3-6-3 第一地域センターの中にローソンがあり、その斜め前が集会室の入口です。(東急目黒線不動前駅徒歩5 分、JR 五反田駅、目黒駅各徒歩10 分)
・連絡先:野学校 yagakkou@yahoo.co.jp  
 

オオタカが普通種に!? パブリック・コメントを

  

  国内希少野生動植物に指定されているオオタカ〔写真・川内博氏撮影〕の「指定解除」が検討されています。環境省では、201363日付で、「オオタカの国内希少動植物種(種の保存法)からの指定解除の検討に関する意見の募集について(パブリックコメント)」というお知らせをプレスリリースしています。
本種については昨年(2012年)8月に公表された環境省第4次レッドリストにおいて絶滅危惧種(絶滅危惧ⅠA類、ⅠB類、Ⅱ類)に選定されなかったことを根拠に、指定解除を考えているようです。お知らせには「全国各地の実態や課題を踏まえた検討を行うために」パブリックコメントを求めるとあります。郵送・ファックス・電子メールで、期間は63日~72日まで。詳しくは http://www.env.go.jp/press/16718.html

【オオタカ講演会案内】 西東京市・公民館市民企画事業のひとつとして実施されている「野鳥といっしょに生きる未来」で、オオタカを話題とした講演会が開かれます。講師は〔公財〕日本野鳥の会参与の金井裕氏。616日(日)午後140分~4時まで。会場は田無公民館視聴覚室。参加費100円。参加された方はぜひレポートをお寄せください。

ツミ・チョウゲンボウ・アオバズクの繁殖に注目

  


 日本野鳥の会東京・研究部では、ことしの繁殖期調査の主眼を、ツミ〔写真・吉邨隆資氏撮影〕・チョウゲンボウ・アオバズクという猛禽類に注目して調べています。ツミの営巣情報は都内各地からありますが、JR山手線内からはまだありません。チョウゲンボウは最近の状況がよくつかめていません。アオバズクは、昨夏までのようすでは、23区内では皇居しか繁殖地はないようですがどうでしょうか。皆さんからの情報をお寄せください。
猛きん類の繁殖情報ですので慎重に扱います。詳細な情報をお寄せいただく場合は、事前にその旨ご一報ください。担当者と打ち合わせをして、情報管理をしたいと思っています。上記3種以外も収集しています。連絡先:office@yacho-tokyo.org