2010年12月29日水曜日

尾の白いシメ・石神井公園で

           

今年はこのブログで、きれいな部分白化のハシボソガラスや全身純白のチョウゲンボウの話が出てきました。白化個体については、一般に「アルビノ」(albino)という言葉で呼ばれますが、正確にはアルビノは先天性メラニン欠乏症で、目が赤いものをいいます。このブログに登場している白化個体は「白変種」と呼ばれるもので、シロクジャクや白馬などと同じ系列で、発生のメカニズムが違っています。ただ、これらの言葉は一般的に区別されず、混用されいて、白化個体=アルビノとなっているようです。
ところで、12月27日、練馬区石神井公園でたわわに実ったイイギリにヒヨドリがという古典的な(?)写真を撮っていたら、近くの木の梢にやけに尾の白いシメを発見〔写真〕。何枚か撮るうちに飛び去って行きましたが、その後ろ姿で、尾全体が白いことがわかりました。背面等は確認できませんでしたが、尾が白いためか、やけに頭がでかく見えました。
 白化個体のシメについては、過去に八王子市の例が『ユリカモメ№624』(2007年10月号)・「フォト東京の鳥・3」で紹介されています。(川内博)

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