2010年6月19日土曜日

研究部・6月例会・田中流ミズナギドリの識別法

           

毎月第2金曜日に開催しています「月例研究部例会」は、今後、研究部の「月例会」と略します。今月は11日に実施。多くの方には内容はご案内できませんでしたが、海鳥識別のベテラン・田中俵造さんの『田中流ミズナギドリの識別法・その入門編・ハイイロミズナギドリ』というもので、結果的にはたいへん参考になりました。
田中さんは『ユリカモメ』№637(2008年11月号)に、「映像から見たハイイロ・ハシボソミズナギドリの識別」を載せられているように、長年の自分の目とビデオをもとに、最難関のひとつのミズナギドリ類の識別に一家言のある方。今回もビデオ映像を用いての発表。しかし、そのやり方が独特。釧路航路などで撮影したハイイロミズナギドリだけの映像を延々30分にわたって見せるという方法。他のミズナギドリが混じると混乱のもととなる・これ一種を目に焼き付けろという独善的な手法。〔写真〕
K氏をはじめ、苦情続出。比較してこそ識別ができるという常識的な意見に対し、ミズナギドリの識別はまずハイイロが基本と田中さんは一歩も譲らず。しかし、結果的にはどうやら田中さんの勝ち。ハイイロミズナギドリの規則正しい翼動が頭に残り、今度実際野外で見たときのベースとして使えるように思いました。参加者も12名あり、ワイワイとにぎやかな集まりになりました。

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