2009年11月11日水曜日

RDB(レッド・データ・ブック)シンポ・成功裏に終わる

           

日本野鳥の会東京支部主催の「第2回東京の鳥シンポジウム」は、11月4日午後6時~9時に、東京・渋谷区立千駄ヶ谷区民会館2階で開催し、パネリスト・報告者を含めて52名が参集し、予定通り終了しました。〔写真〕 タイトルが『東京都のRDB・今われわれにできること』という硬いもので、参加者数が心配でしたが、企画成功の目安としていた50名を越し、関心の高さに一応安堵しました。基調講演では、おもにRDBに関係したことの現状を紹介・解説といったことに力点を置き、東京都が都心部を中心として実施している緑化活動の概要、また、日本野鳥の会が取り組んでいる鳥の保護活動に関しての現況、さらに、東京でのRDBに関係する鳥の実情といった構成でした。現地報告は、実際野外で活動をしている事例で、期待にたがわぬ聞きごたえのある内容でした。パネリスト・報告者の皆様に感謝します。
ところで、このシンポジウムのサブタイトルは「今われわれにできること」で、ここで「私」ではなく「われわれ」としたことに意図があります。具体的に「われわれ」とは日本野鳥の会東京支部および「日本野鳥の会グループ」のことを指し、日本最大の野鳥保護団体としての活動を意味しています。今回の企画は、活動力が低下している野鳥の会に活性をという趣旨も含んでいました。最後のパネルディスカッションでは、参集した皆さんで、「今われわれは何ができるか」を討議したいと思っていましたが、内容がいっぱいで時間切れになり、そこまで進展させることができず残念でした。しかし、参加者の皆さんが、自分なりに何ができるかということを考えるという、この集会の主旨は十分伝えることができたと思います。
東京支部でRDB関係のことを直接的に取り上げたことは初めてですが、今回の成功を機会に、具体的な活動へ発展させたいと思っています。

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