2009年1月9日金曜日

ハクチョウの飛来にご注意ください・餌やりや悪影響のある撮影の自粛呼びかけをお願いします

           


1月8日(木)夕方、オオハクチョウが石神井公園(練馬区)に4羽(成鳥2羽・幼鳥2羽)飛来し、本日9日(金)に確認・撮影され、テレビのニュースなどでも報道されました。9日は氷雨でボートは休業だったので一日中いたようですが、明日にも飛び立つかもしれません。また、2006年1月の善福寺池(杉並区)のように、しばらく定着する可能性もあります。飛び立った場合はどこに行くのかぜひご注意ください。また、定着した場合は、善福寺池での例のようにギャラリーが勝手にパンなどを多量に与えたり、マスコミが無理な撮影を試みたりする可能性があります。今冬は「鳥インフルエンザ」の関係から、従来給餌がさかんだった日本各地で、中止・自粛が広がっています。その影響は必ず出ると思いますので、東京へのハクチョウ飛来地が増えると考えられます。すでにこの冬、2008年12月16日に多摩川(世田谷区玉堤)で成鳥1羽・幼鳥1羽が観察されています(廣田行雄氏観察)。もし、身近なフィールドにハクチョウが飛来した場合、しっかり観察するとともに、ギャラリーや関係機関に呼びかけて、過度な餌やりや悪影響のあるような撮影になど対処してもらうような働きかけをお願いします。最近は、公園などでの野生動物やドバトへの餌やりの禁止が広まっていますので、個人で対応する場合はその流れをうまく利用して説得するのも一つの手と思います。(写真は石神井池のオオハクチョウ:西村眞一氏撮影)

1 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

「給餌の中止・自粛」の影響で、都内へのハクチョウの飛来が増えると考えられる…というのは、本当でしょうか?世田谷での飛来例まで挙げて「研究部」の名で発信されると、科学的な根拠あるんだろうな、と説得されてしまいそうになりますが…。
都内へのハクチョウの飛来は、今冬に始まったことではなく、全国で「給餌の中止・自粛」が進められるより前から度々ありましたよね。それらの状況と今冬の状況に、大差があるとは考えにくいと思うのですが、いかがでしょうか。